HELLOWEEN

ハロウィンといえば「守護神伝 第二章」が最もメジャーなアルバムである。
日本人好みの哀愁を伴ったメロディアスなヘヴィメタルであり、多くのリスナーに与えた影響は大きい。フォロワーと呼ばれるバンドは「守護神伝 第二章」を基準に比較されていると言っても過言ではない。
インストに続く#02でヘヴィメタル史に残る超名曲と対面(こんにちは)するわけだが、初対面の時は、歌メロ、ソロ、どこをとっても衝撃的であった。圧巻であったのはラストの声が途切れず、ずっと続くところだ。そんな所にもマイケル･キスクの凄さを感じた。
その他の楽曲も充実していて、変な雄叫びから始まるミドルチューンの#05、マイケル・キスクの超絶ハイトーンが最大限に生かされたスピードチューン#07、一度聴いたら忘れられないキャッチーな#08、あたりは彼等の代表作であり名曲でである。特に#07のハイトーン部は圧巻だ。彼だから歌えるのだろう。
捨て曲など一切なく、ボーナストラック#10もファンに人気のナンバーであり、完全に妥協なく作られたアルバムであることが分かる。
「守護神伝 第二章」はハロウィンの最高傑作であると共に、ヘヴィメタル史に残る不朽の名作である。
ヘヴィメタル入門にも、おすすめしたい。その際は、「守護神伝 第一章」も忘れずに。

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