前作から2年のスパンを経て製作されたHELLOWEENの12thアルバムです。
正直あまり期待してなかったのですが、聴いてみてよい意味で裏切られました。最近のHELLOWEENのアルバムでは一番よい出来だと思います。
ファンが求めるであろうインパクトのある速い曲やソロがあるわけじゃないけど、捨て曲なしの佳曲揃いといった印象。
HELLOWEENらしい耳に馴染みやすいキャッチーな曲が満載です。
#02はアンディのシャウトからBETTER THAN RAWのPUSHを思わせるような感じで、サビでの高速ドラミングがカッコいいスピードナンバーです。
続く#03はHELLOWEENらしいスピードナンバーで安心して聴ける一曲では。
個人的にアルバムで一番気に入ったのが#06で、マーカス作の一度聴いたらメロディーが頭から離れない秀曲です。マーカスはずっとバンドを支えてきたメンバーだけど、こんなメロディアスな聴き手を魅了する曲を作るとは思ってもなかったです。この人はたまによい曲を書くな〜。
あとは、#08の突如として入るソロがなかなかツボでした。ゆったりした流れから突如早いソロがという点では、THE
TIME OF THE OATHのWAKE UP THE MOUNTAINみたいな展開がイメージとして近いかも。そこだけは。
ここ何作かのアルバムに失望してたオールドファンの方でも安心して聴ける内容だと思います。 |