GAMMA RAY

ハロウィンを脱退したカイ・ハンセンが新たに結成したガンマレイの1stアルバム。ラルフ・シーパースがVoをとってます。
カイ・ハンセンというと、クサメロと思いがちですが、今作ではクサメロというより明るい曲調のメタルを提示してます。クサメロを期待すると肩透かしを食らいます（笑）。
疾走チューンとミドルチューンの割合が五分五分くらいとなってて、バランスが取れてますね。
何かを予感させるインストに続く#02は、典型的なジャーマン疾走メタルにカイならではの哀愁をぶち込んだ名曲です。明るい曲調のミドルチューン#03のサビメロのクワイアは圧巻です。
そして、歌い方がジューダス・プリーストのロブになってる疾走曲#05。明るい曲調で陽気なソロ弾いてます（笑）。
明るい曲調のクラシックを聴いてる気になる疾走曲#07。サビメロのクワイアが効いててポップなメタルな#08。この曲も個人的には名曲だと思います。
#09は大作ですが、ちょっと長すぎる気がしましたね。もう少しコンパクトにまとめた方がよかったと思います。いい曲なんですが、途中でだれました。
クサメロリスナーには敬遠されそうですが、バラエティに富み、アルバムとしての完成度は高い。

LAND OF THE FREE/GAMMA RAY
SOMEWHERE OUT IN SPACE/GAMMA RAY
POWERPLANT/GAMMA RAY
NO WORLD ORDER/GAMMA RAY