BLIND GUARDIANの1stアルバムです。
ここで聴けるサウンドは、時に哀愁のフレーズを散りばめた疾走感抜群のジャーマンメタルです。WALLS
OF JERICHOの頃のハロウィンみたいな感じでしょうか。
ただ、ハンズィのVoがハイトーンではなく、癖のある男臭い声の持ち主なので好き嫌い分かれそうですが。私もハンズィの声を初めて聴いたときは受け付けなかったんですが、聴いてくうちに慣れて、今では普通に聴けてます(笑)。
曲の紹介にいきましょう。クワイアを伴ったサビが素晴らしく哀愁度もなかなかに高い#01。長さを感じさせないですね。
出だしからスラッシュ全開のナンバー#02。抜群のスピード感です。たまに顔を出すメロディアスなパートも良いですな。
インストをはさんで#04では疾走一辺倒ではなく緩急をつけてますね。サビの所でHALLOWEENっていう所が気に入ってます(笑)。哀愁のソロもいいな〜。一瞬ツインリードになる所が好きです。
初期の代表曲でもある#05。アルバムで一番分かりやすい曲だと思います。クワイアを大々的に取り入れた曲です。
そして、1分過ぎに悶絶ポイントが待っている#06。他にも部分的にツボなメロはあるけどちょっと弱いかな(汗)。
歌物最後の#07はスラッシュ的なリフワークがカッコイイです。スラッシュも好きなもんで(笑)。
#08とボーナスの#09は共にインストです。
A NIGHT AT THE OPERAみたいなのより、勢いに任せた疾走感のある方が好きという人には1stや2ndがオススメです。ただ、荒削りな部分があるし、完成度という点では後の作品に比べると劣ってると言わざるを得ないので万人に受けるとは思えないけど。あと、私的には2ndより1stの方が好きなんですよね。1stの方がいい曲揃ってると思います。 |