前作で大きな成長をみせたBLIND GUARDIANの4thアルバムです。前作同様の路線でメロディアスながらも疾走感もばっちりあり、相変わらずクワイアの方も重厚です。今作でもカイがゲストで参加してます。曲作りやGとして。
アコースティックな入りから一転、スラッシュばりのヘヴィなリフに入る疾走曲#01。メロディアスなフレーズが随所に絡んでくるのがたまりませんね。そして何よりクワイアの利いたサビが優秀なんです。
#02はイントロから悶絶せずにはいられないでしょう。スピード感、クワイア、メロディアス度の全てにおいて素晴らしいです。リフのカッコよさはアルバム一じゃないでしょうか。
そして、スピードチューンだけが良いのではなく歌物も素晴らしいのです。#04を聴けばそれを実感できるはずです。
#05はなんと言ってもサビでの大合唱でしょ。最後のサビの連発はたまらないです。続いては疾走曲#06ですが、なんかイントロの所はダークな雰囲気が漂っててカッチョいいですね。それでも持ち前のメロディとクワイアは健在ですが。
そして、2部構成になってる#07ですが、前半がアコースティックのみのバラードで、後半がメロディアスなGが冴える緩急のついた曲になってます。前半のバラードにはハープも使われてます。ちなみに私は前半の方が好みでしたね。
バグパイプのソロが聴ける#08ですが、正直いらなかったかなと(汗)・・・そして、締めの#09ですが、すごくドラマチックです。普通だとこういう曲は疾走感は押さえ気味なんですが、疾走感抜群です。それでいて、ここまでドラマチックに仕上げてるんだから凄い。鐘の音とかバグパイプなどを有効に使ってるのも見逃せない点ですね。バグパイプ単体のソロはパッとしなかったんですが、曲の一部に使うことで素晴らしい働きをしてくれてます。最後にこんな感動的なナンバーが待ち受けているなんて!! |