TOP  Heavy Metal特集

オリジナルを越えたカバー曲 - Heavy Metal -

カバー曲と言うと、アルバムのボーナストラックとしてオマケのようにあり、一度聴いたらお腹いっぱい。
というイマイチなものが多い。

トリビュートアルバムですら適当に作られたようなものをよく耳にする。
カバーしたアーティストへの敬意すら感じられない出来だと、聴いてて複雑な気持ちにさせられる。

しかし、中には「これはオリジナル越えた!?」と感じさせられた曲もある。
ここで紹介するのは、あくまで私個人の主観によるものなので、ご理解ください。

Rhapsody of Fire(ラプソディー・オブ・ファイアー)
Guardians

Helloweenをカバーしたものです。
ファビオ・リオーネの声が意外とハマってるのと、オリジナルにはないコーラスを使ってるのが良いね。
原曲を壊さない程度にシンフォニックなアレンジが施されてます。
Rhapsody of Fireらしく、もう少し仰々しい感じのも聴いてみたい気もするが。
オリジナル越えたでしょコレは。

Guardians(Rhapsody of Fire)

At Vance(アットヴァンス)
The Winner Takes it All

説明は要らないかもしれませんが、ABBAの名曲です。
Heavy Metalしてるんだけど原曲は壊れていません。
ラストはネオクラシカルなフレーズを弾きまくってますけど。
ただ、聴きどころはソコじゃありません。
何といっても主役はオリバー・ハートマンです。
上手すぎ。
ABBAの原曲も好きだけど、At Vanceの方をよく聴きます。

The Winner Takes it All(At Vance)

At Vance(アットヴァンス)
SOS

これもABBAのカバーで、しかも、またAt Vanceです。
このバンド他にもMoney, Money, Moneyもカバーしてます。
ABBA好きなのは分かるけど、まるで自分たちの曲であるかのように仕上げてるのが素晴らしい。

SOS(At Vance)

Anorexia Nervosa(アノレクシア・ネルヴォサ)
I'll Kill You

フランスのシンフォニック・ブラックメタル・バンドAnorexia NervosaによるX Japanのカバーです。
厳密に言うと改名する前のX時代の曲になります。
RMS・ライドマールのドスの効いたシャウト(絶叫)なので、オリジナルよりかなり暴虐的になっている。
マジで殺られそう。
ブラックメタルだけに力強い高速のドラムもお見事。
これは原曲とは違う良さがあるかな。原曲も好きだけど。

I'll Kill You(Anorexia Nervosa)

2014.11.30


戻る

[PR]動画