THE CROWN |
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Voに元AT THE GATESのトーマス・リンドバーグが加入
CROWNED IN TERROR | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
スウェーデン出身のTHE CROWNの5thアルバムです。 なお、本作からVoに元AT THE GATESのトーマス・リンドバーグが加わってます。トーマスのVoは泣き出しそうな喚き型のスタイルです。さすがに、トーマスほどのヴォーカリストですから安定感もあり感情豊かなので、安心して聴けます。 よく言われるDeath'nRollという感じではなく、激烈なデスラッシュといった感じの作風になってます。そして、このアルバム、スピード感もあり、破壊力が半端じゃありません(笑)。それでいてメロディアスなパートもよく目に付き、一本調子に陥るなんて事もないのでご安心を。ここぞという所ではメロディアスなプレイを聴かせてくれます。あと、単調に聴こえないという要因としては、ドラムの貢献も大きいと思います。基本的にはスラッシュビートとブラストを使い分けてるんですが、かなりテクニカルなプレイを披露し、手数も多く素晴らしい働き振りです。 ギターのザクザクした切れの良いリフとドラムのテクニカルなプレイが融合したメタルサウンドは、誰にも止められない暴走特急って感じです(笑)。やっぱりデスラッシュはこうあるべきだよね。 アルバムのタイトルチューンの#02ですが、イントロだけでも満足できると思います。メロディアスな部分も目立ち、ソロはメロウな感じになってます。そして、私がイチオシなのが#03です。突進力も半端じゃないんですが、そこにメロメロなGが切れ込んでくる所なんかは、もろにツボでした。二つの要素が見事にブレンドされてます。 また、ミドルチューンの#05なんかも退屈にならずに聴かせるあたりはさすがです。続く#06はうまく緩急がつけられていて押すところは押すし、引くところはしっかりと引いてます。爆走パートがカッコイイのは言うまでもありませんが。あと、ソロの出だしのドラム連打がGOODです。 その後も充実した内容で、一気に聴かせてくれます。デスラッシャー必見のアルバムじゃないでしょうか。 |
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92Metal |
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