MOONSORROW
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大胆に導入された民謡調のメロディと勇壮で壮大なコーラスに痺れろ!

KIVENKANTAJA
MOONSORROW/KIVENKANTAJA フィンランド出身のシンフォニックなヴァイキング・メタル・バンドMOONSORROWの3rdアルバムです。

FINNTROLLでKeyを担当してるTROLLHORNがこちらのバンドではHENRI SORVALI という名でクレジットされ、GとKeyを担当してます。サウンドの方は、シンフォニックと言っても派手な装飾が施されてるわけではなく、薄っすらとシンフォニックなアレンジが施されてる感じで、民謡調のメロディが占める割合が高く、終始ミドル近辺で進行していきます。

民謡調のフレーズに天にも昇ろうかという男丸出しの勇壮なコーラスは、ヴァイキングの名に恥じない独特の世界観を広げていて素晴らしいです!!

そして、みてわかる通り、収録曲は少ないのですが、1曲1曲は長く、トータルで50分以上となってます。Voラインはクリーンボイスとデス声を使い分け、歌詞は英詞ではなくフィンランド語?です。

クリーンヴォイス、アコースティックパート、サビでの勇壮で壮大なコーラス、民謡調のメロディー、と聴き所の多い#01で幕を開けます。デス声は控えめで、主役はコーラス隊といってもいいですね。イントロと終わり方が少々長すぎる気がしましたが、ヴァイキング好きならツボにハマルと思います。っていうか、名曲じゃないかなコレは!

#03はサウンドに厚みがあってTURISASみたいなのが好きなら絶対に気に入ると思います。#01で名曲じゃないかな!なんて言ってましたが、こちらもベストチューン候補と言っても差し支えないかと思います(笑)。

#04はどこをとっても民謡調のメロディーと言うほど民謡度が高く、ピロピロ鳴ったのどかなフルートの音色に心地よさを感じますね。この曲をバックにフィンランド人が踊ってる光景が目に浮かびました(笑)。

#05も#04と同じような曲調で進みます。5分過ぎにちょこっとコーラスが入りますが、インストといってよいでしょう。#06ではゲストで参加の女性Voが歌ってます。勿論コーラスも健在ですが、死んでいった者達へ天から語りかけてるような静かで寂しげな雰囲気を出してます。

結論としては、ヴァイキング好きは勿論ですが、これからヴァイキングを聴こうと思ってる人にも安心して勧められる一枚です!
#01. RAUNIOILLA 13:36
#02. UNOHDUKSEN 8:17
#03. JUMALTEN KAUPUNKI TUHATVUOTINE 10:42
#04. KIVENKANTAJA 7:39
#05. TUULEN TYTAR SOTURIN TIE 8:36
#06. MATKAN LOPUSSA 4:55

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94Metal


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