ENSIFERUM |
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哀愁漂うケルティック・メロディにヘヴィなサウンドが絡む!!
中世のヨーロッパをイメージさせるエンシフェルム・サウンドが遂に幕をあける(帯引用)
IRON | |||||||||||||||||||||||||||||||||
前作がかなりの好評を得たフィンランドのメロディック・バイキング・デス・メタルバンドENSIFERUMの2ndアルバムです。 何度も発売が延期され、冷や冷やれせられましたが、待った甲斐があったな、と言わせるだけの内容だったので一安心しました。 ケルティックと称される民謡調のメロディが多めに盛り込まれ、前作のようにノーマルヴォイスの割合も高くなってます。ただ、前作では朗々と歌い上げていたのが、今作ではちゃんと歌い上げてるため(朗々と歌い上げている部分もあるけど)、勇壮さが減退してるのが個人的には少し残念でしたが。 楽曲の方は序盤は勿論の事、後半にまで磨きのかかった曲が配してあり、個人的にはむしろ中盤〜後半の方が楽しめた感がありますね。楽曲の充実度からすると前作よりこちらに軍配をあげます。ただ、先にも触れた通り、勇壮さが減退したというマイナス要素もありますが。 少し長めで、全編に渡ってフルートによる独特の民謡節が聴ける、インスト#01から始まります。続く#02はツボを押さえたENSIFERUMらしい疾走曲と言えるでしょう。Keyも効果的に使われていて、中間部の民謡調のメロディがこれまた良い味出してますな。 #04はインストです。そして#05ですが、今作の中でもベストチューン候補と言ってよい出来です。。ゆったりとしたテンポではじまり、要所でノーマルヴォイスを使い、途中から疾走していくんですが、疾走パートのメロディが絶品でたまらんです(笑)。 #06ではノーマルヴォイスを軸に時折デス声を交えミドルに展開していきます。そして、スラッシュメタルに彼等ならではのメロディを加え疾走していく感じの#07ですが、これがなかなかマッチしていてGOODでした。スラッシュ的といっても、ENSIFERUM節炸裂してますが(笑)。 #08も#07の勢いそのままに疾走していきますが、なんといってもノーマルヴォイスで歌ってる所が勇壮でイイです。こういう感じを全編に渡って響かせて欲しかったんですけどね。#10では女性ゲストがVoを勤めてます。TARUJEN SAARIというフォーク・バンドのカイサ・サーリという人みたいです。#11は「やけにスラッシーだな〜」って思ってたら、METALLICAのカヴァーでした(笑)。 前作が気に入った人は、勿論「買い」です。 |
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93Metal |
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