DARKANE
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ARCH ENEMYを脱退したピーター・ウィルドアー等によるDARKANEのデビュー作

RUSTED ANGEL
DARKANE/RUSTED ANGEL 元ARCH ENEMYのドラマー、ピーター・ウィルドアー率いるDARKANEの1stアルバムです。

私の場合レビューを書くときは、まず初めにジャンル分けをしますが、このバンドの場合そのジャンル分けに迷ってしまいます。いろいろな要素を感じ取る事ができるからです。

まあ最も近いのはメロデスのスタイルかなっていう気がします。ただ、メロデスといってもスラッシュ色が強いです。さらには、デスと形容していいのか疑問に思うところもあります。というのも、Voが非デス声なんですよね。Voラインは一工夫されており、基本的にはシャウト系で、時にデス声やクリーンパート(クリーンというほど綺麗ではない)なんかも盛り込んだりしてます。

全体的に疾走感があるわけですが、緩急を織り交ぜながら展開していくので、直球勝負のバンドにありがちな味気なさは残らないと思います。
神聖なインスト#01で幕を開けザクザクとしたスラッシュリフで攻め立てる#02へ雪崩れ込み一気に聴かせます。そして個人的にオススメなのが、#03と#04ですね。立て続けにやられました(笑)。#03はなんといってもリフの切れ味が尋常じゃないです。カッコイイっす!切れやすいといわれてる最近の子供たちより切れてます(笑)。←意味が違うって!

#04はミドルで始まり、唐突に疾走しだす所が鳥肌ものでした!疾走一辺倒ではなくメリハリがついてますね。この2曲はまじでヤバイですよ。
タイトル曲の#05はDIMMU BORGIRのようなシンフォニックなイントロから始まり、パワフルなリフやAT THE GATES最終章を思わせるような展開もみせます。#03、#04に遜色ない出来ですね。

そして、デス声や丁寧に歌い上げてるパートも垣間見れる#06。丁寧にといっても、あくまでもこのスタイルのバンドにしてはという意味です。
後半はハープ?の音色がちょっと場違いなインスト#09、とにかく極悪で容赦のない#09、ドラマチックさにも重点が置かれた(後半)#10となってます。ボーナスはインストなわけですが必要性を感じませんでした。HELLOWEENっぽいな〜と(笑)。

最後に、捨て曲無しの好盤だと思うので是非聴いてみて下さい。よく出来てますよ。メロデス好きな人にオススメです。
#01. INTRO 1:22
#02. CONVICTED 3:59
#03. BOUND 4:38
#04. THE RAPE OF MANKIND 4:00
#05. RUSTED ANGEL 6:27
#06. WISDOM BREED 3:27
#07. THE CHASE FOR EXISTENCE 5:03
#08. THE ARCANE DARKNESS 1:03
#09. JULY 1999 4:07
#10. FRENETIC VISIONS 7:03
#11. RELIEF IN DISGUISE 1:07

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88Metal


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