CHILDREN OF BODOM

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クラシカルな美旋律を奏でるチルドレンオブボドムの1st

SOMETHING WILD

CHILDREN OF BODOM/SOMETHING WILD

フィンランドから現れたメロディック・デス・メタルバンド「チルドレンオブボドム」のデビューアルバム。
キーボードを大胆に盛り込んだ様式美を感じさせるメロデスをプレイしており、所どころにブラックメタル的な荒々しさ(ブラストビート)を見せている。
次作「Hatebreeder」以降のアルバムと比較すると、物足りなさを感じさせる部分もあるが、デビュー作であることを考慮すれば充分すぎる内容だ。
そこいらのメロデスバンドと比較すると、メロディセンスが抜けているのが分かる。
メロディアスなフレーズに高速のツーバスが絡んだインパクトのあるサビを聴かせる#01、暴虐性と美旋律が共存する#02、イントロから惹きつけられる#06が個人的におすすめだ。
#06は何気にドラムのヤスカ・ラーチカイネンがいい仕事をしている。
日本盤ボーナスの#08は2ndに収録されてる曲で、チルドレン・オブ・ボドムを代表する名曲だ。
「クラシカル」、「様式美」、「メロデス」、これらのキーワードにピンときた人には、おすすめだ。
音質が悪いのが残念である。全体的に篭り気味で音が軽い。

#01. DEADNIGHT WARRIOR 3:22
#02. IN THE SHADOWS 6:01
#03. RED LIGHT IN MY EYES, PT1 4:27
#04. RED LIGHT IN MY EYES, PT2 3:49
#05. LAKE BODOM 4:02
#06. THE NAIL 6:16
#07. TOUCH LIKE ANGEL OF DEATH 4:05
#08. CHILDREN OF BODOM 5:10
#09. MASS HYPNOSIS 4:07

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89Metal


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