AT THE GATES |
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前半が新曲で、後半がライブ盤という構成のアルバム
TERMINAL SPIRIT DISEASE | |||||||||||||||||||||||||||
メロデス界の重鎮AT THE GATESの3rdアルバムです。 え〜と、このアルバムなんですけど、新曲が6曲に、ライブ音源が3曲という変わった内容となってます。私のは輸入盤ですが、日本盤にはさらに3曲のライブ音源がボーナスとして入ってます。ボーナスの詳細は、#10がWINDOWS(LIVE)、#11がTHE RED IN THE SKY IS OURS/THE SEASON TO COME(LIVE)、#12がTHE BURNING DARKNESS(LIVE)となってます。 6曲の新作ですが、叙情的な側面を持ちつつ、スラッシュにも通じるサウンドを展開してます。4thのSLAUGHTER OF THE SOULのような路線が確立され始めてるのがわかります。 バイオリンの美しい音色から始まりスラッシーに疾走し始める#01。かなりインパクトの強い曲で、個人的に大好きです。客観的にみても素晴らしいの一言だと思いますけど。疾走オンリーでなく緩急がついていて、聴かせる所では聴かせてくれます。緩急と言う事では、#02にも同じ事が言えますね。 #03はインストです。これがまたよく出来た曲で、ストリングスを使った悲しくも美しいサウンドを響かせてます。バイオリンとの絡みは絶妙です。#04は4thに入っていても違和感のないような曲調ですね。かなりスラッシュ色が強く出てるんですが、合間には叙情的なメロディを奏でてたりします。 ここまでの流れは完璧といっていいほど充実してます。ここまでと言ったのには理由がありまして、#05がイマイチパッとしない曲だからです(笑)。#06では持ち直してくれてますので安心できましたが。メロディアスに疾走してる所がかなりツボでした。突進力のあるスラッシュに持ち前の叙情メロディを散りばめたような感じですかね。 #07、#08、#09のライブ物ですが、バックの演奏は特に問題ないんですが、トーマスの声が枯れてて良くないんですよね〜・・・う〜ん、かなり足を引っ張ってる感じです。新曲の方の出来がよかっただけに残念ですね。#06までの評価なら4thにも匹敵するほど良いと思うので、93〜94点位は堅いんだけどね〜。4thに比べ音質は若干悪いんですが。 |
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