前作「Infatuator」でクオリティの高さを証明したサイレントフォースであるが、3rd「Worlds Apart」を一聴し、想像以上の出来栄えに、正直、胸が高まった。
それは、もう、ヘヴィメタルサンダーに打たれたかのような衝撃だ(笑)。頭チリチリになってないか確認したぐらいですから。
アルバム通して、D.C.クーパーの歌唱が最大限に活かされており、楽器隊は、それを決して邪魔することなく見事に両者が融合されている。
こう書くと、楽器隊の演奏が控え目でつまらないのかと思われそうだが、そんな事は全くない。
要所を押さえたメロディアスなギターフレーズ、キーボードによる適度な味付けが、さらに楽曲を盛り上げている。
どこかで耳にしたことのある#11のソロなんかは、円熟期を迎えたサイレントフォースの余裕すら感じさせる。
一般的に、どのような評価を得ているのか分からないが、間違いなく「名盤」と呼ぶに相応しい内容だと思っている。
どのナンバーを選ぶか、正直、決められないので、解説はしないことにします。あえてね。しつこいけど、あえてね。
本作「Worlds Apart」は、メロディアスなスピードメタルを聴いている層の人に受けそうです。
それにしても、D.C.の力量を改めて認識させられたアルバムとなりました。
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