| GATE THROUGH THE PAST | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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イタリア出身のシンフォニック・メタル・バンドHOLY KNIGHTSの1stアルバムです。 イタリアときてシンフォニックと聞くと、同郷のRHAPSODYやSKYLARKなんかを想像すると思いますが、HOLY KNIGHTSもRHAPSODYとSKYLARKに通じるような事をやってます。 RHAPSODYのように耳に残りにくいフレーズ満載というわけではなく、Voのマーク・レイヴンの声質がSKYLARKのファビオ・ドッゾに近く意識して歌ってる感じさえ伺えるので全体的にSKYLARKっぽさを感じました。 マーク・レイヴンのVoは高音域が不安定で危なっかしいわけですが、比較にだしたファビオ・ドッゾよりはウマイし、この手のじゃっかん不安定なVoに慣れてる人なら、問題なく聴ける範囲だと思います。 王道のシンフォニック・メタルにクワイアを盛り込み、途中キラキラしたKeyも聴ける#02ですが、正直もっとクオリティが低いと思ってたので、予想に反し楽曲レベルの高さを認識させられました。 #03はクラシカルなギターフレーズが印象的で#02以上に強烈なインパクトを受けました。一番好きかも。 力みぎみのVoが気になるものの、ドラマチックに展開し、中間部のクラシックパートが秀逸で、HOLY KNIGHTSのヴォーカルラインの良さも際立ってる#05なんかを聴いてると、将来性も充分期待できると思います。 #06はピアノやフルートを使ったバラードで、これもなかなか素晴らしいけど、もうちょっとコンパクトにした方が良かったかな、と個人的には感じました。 2部構成になってる#08・#09ですが、#08はスピード感のあるパートから始まり、サビではテンポダウンしクワイアを伴い聴かせる展開へと持っていってます。その聴かせるパートのまま#09へとなだれ込むわけですが、細かいところを突っ込むと、別に2部構成にしなくてもよかったんじゃないかな、なんて感じました（笑）。 捨て曲なしで全編に渡ってクオリティの高い楽曲が聴けるので、この手が好きなら聴いて損はないと思います。 ただし、ちょっとでもヘタレなVoだと駄目、という方には全曲捨て曲になりうるので、そこだけご注意ください。 もう少しVoがちゃんと歌えて、音質も大御所バンドなみに良ければ、90点以上付けてしまうほど楽曲は良いです。音質はこの手にしては普通であまり酷くはないです。若干チープだけど。 |
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| 87Metal | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||