このアルバムは幻のデビューアルバムと呼ばれるTHE SAVAGE POETRYをリアレンジし再録音し、2000年にリリースされたものです。尚、私のHPではKINGDOM
OF MADNESSを1stアルバムとして扱ってます。
キャッチーでわかり易いサビが印象的なメリハリのついた#01からいかにもドイツのバンドらしい疾走チューン#02へ展開していきます。#02ではハロウィン流儀のソロが炸裂してます。
そして、正統的なアレンジを施した#03、ピアノバラード#04と続き、#05ではこれまたドイツらしい疾走チューンを披露してます。#06の大作はダレル事はなかったものの、今ひとつ盛り上がりに欠けるかなといった感じでしょうか。前半の感想としては、捨て曲らしきものはないし、悪くはない。でもコレといったインパクトに欠けるかな、って感じました。
後半(勝手に私が定義してるだけですが)ですが、#07はストロングなギターリフとサビでのブラガ的なコーラスが印象的なナンバーに仕上がってます。ソロが少し無駄に長い気がしましたが、結構好きですこの曲。
そして、ストリングスとクワイアを伴ったバラード調の#08へと続き、適度な疾走感が心地よいスラッシーなノリの#09で本編に別れを告げます。
日本盤ボーナスの4曲は当時の音源なので、聴き比べてみると面白いかもしれません。かなり音質がチープですが・・・
最後になりますが、なかなかバラエティに富んだヘヴィメタルを聴かせてくれるので、EDGUYのファンの方なら楽しめるアルバムじゃないでしょうか。 |