分裂後初となるシンフォニック・メタル・バンドDARK MOORの４thアルバムです。
脱退したエリサの変わりにアルフレッドという男性ヴォーカリストが加わりました。初めて聴いたときはアルフレッドの声質がエリサに近いのに驚きましたね。男女の違いはあれど彼もまた中性的な声の持ち主です。ただ、エリサに比べると不安定でパワー不足な感がありますが。
そして、気になる楽曲の方ですが、今までよりもクサメロが幾分減退しヘヴィさを前面に出してきた、という印象を受けました。ただ、今までが臭すぎた事を考えると、これでも充分クサイです。
#01はオープニングとしてはちょっと弱いかなという印象でしたが、それでもKeyのフレーズが印象的な、なかなか良い曲だと思います。メロディアスなソロはDARK
MOOR節炸裂してて安心しました。
煌びやかなイントロから始まる#02は歌メロとクサメロ炸裂のソロの良さが目に付きますね。個人的にこういう曲大好きです。
#03はヘヴィなリフを前面に出した曲で好き嫌い分かれそうですが、ヴォーカルラインが良いので私は気になりませんでしたが。要所ではクサメロも入ってるし、哀愁のソロは素晴らしいと思います。
#05のイントロはどこかで聴いたことあるような気がするんだよな〜！？気になってしょうがないです（笑）。スリリングなんだけど陽気なソロが気に入りましたね。
ドラマチックに展開していく#06なんかも7分以上ありながらだれることなく聴かせてくれます。コーラスなんかも効果的で秀作だと思います。#07はインストです。映画のサントラのようで重低音が利いてて迫力あります。
#11はDARK MOOR節炸裂のナンバーです。当然こういうのは大好物です。歌メロもなかなか良い感じだし。締めの#12ですが、デス声やコーラス等使えるものは何でも使ったという感じの大変ドラマチックな曲なんですが、コーラスがイケテナイって思ったのは私だけでしょうか？（笑）
後半に何曲か弱いかなって思う曲はありますが、なかなか良いアルバムだと思います。前２作と比べると見劣りしますが。 |
