前作で一部のメロスパーに好評を得た、メロディック・スピード・メタルバンド、CELESTYの2ndアルバムです。
前作はキラキラのKeyと共に疾走するスタイルで同郷のSONATA ARCTICAを想起させましたが、いかんせんVoがヘナチョコすぎました(笑)。しかし、本作から新しいヴォーカリストが加わり、前任者と比べ安定感があるので、ヒヤヒヤすることなく安心して聴けると思います。それでも充分ヘナチョコな部類には入るので、本格派のヘヴィメタル・リスナーには相変わらず勧められませんが。
楽曲の方は前作のようなキラキラのKeyを配した部分や、ファンタジックさを感じさせるような所や、RHAPSODYを思わせるようなエピック風味が出てるな、という所もあり、前作よりも幅が広がったかな、という気がしました。とはいってもそんなに大仰というわけではないんですが。
ただ、前作の方が楽曲面では良かったな〜なんて思っちゃいました。Voがレベルアップしてるだけに複雑だな〜・・・
#08、#09の10分を超える楽曲もなかなか聴き応えあるし悪くないと思います。でも、10分の曲がくっついてるのが、ちょっとつらい所かな。少し重過ぎるというか。離して配置した方が良かったんじゃないかと思ったりしました。
前作のように即効性はなかったけど、聴き込む事で良さも認識できるアルバムだと言えるんじゃないでしょうか。私は前作の方が好みでしたが。 |