BLIND GUARDIANの5thアルバムです。
このアルバムは以前までと比べ、より歌メロとメロディに比重が置かれ、スピードに関しては若干抑えぎみな感じがしますね。あくまでも以前までと比べてなので疾走してないわけじゃないですが。スローなパートが増えたな〜と。その分ドラマチックさが増したのは言うまでもないです。
いきなり7分を超える曲をオープニングに持ってきてますが、程よく疾走感がありサビでは大合唱をし、時折ツボを付いたメロディアスなメロディが絡んでくる聴き応え充分の一発です。
続く#02は力強いハンズィのVoが冴えるパワフルな疾走ナンバーなんですが、スラッシュ的なリフがカッコイイですね。随所でストリングスなんかも効果的に挿入されてて、哀愁を放ったソロも素晴らしいです。こういう疾走チューンにおいてもメロディが大切にされてるのが初期の彼等と違うところじゃないでしょうか。
民謡調のバラード#03の出来も良いですね。バラードだからあんまり人気なさそうだけど。そして、疾走チューン#04は切れ味の良いリフも良いですが、サビでの大合唱に尽きます。このクワイアは半端じゃないです。素晴らしい曲ですよ。ミドルチューン#05もやはりクワイアを含めた歌メロが秀逸です。つい聴き入ってしまう曲ですね。
#06は友達が、イントロが「江戸大パニックって感じじゃない!?」っていってゲラゲラ笑ってました。確かにそんな感じもしないでもない(笑)。そして、#09は至る所にメロディアスなパートが散りばめられた疾走チューンです。
疾走感抜群だった前作までも良かったけど、こういうのはこういうので好きですね。ブラガに疾走感を求める人なら前作までがオススメですが、本作も是非聴いてもらいたいですね。 |