アンドレ・マトスらが脱退し、分裂後初となるアングラの4thアルバム。
新加入のVoエドゥ・ファラスキがアンドレ・マトスの穴を埋められるのか、正直、不安があったが、透き通るような透明感のある声の持ち主で、違和感なくアングラサウンドにフィットしている。
一時はバンド存続も危ういのではと心配しましたが、「Rebirth」を聴き、いい意味で期待を裏切られた。
イントロに続く疾走チューン#02は、いわゆる、悶絶キラーチューンってやつなんですが、「CARRY ON」と共に彼らの代表曲として語り継がれていくはずだ。それほど衝撃を受けた。歌メロは勿論、ドラマチックに展開されるソロは必聴である。
勇ましいコーラスから始まり、フックのあるサビへと繋がり、どこかもの悲しいソロまで聴きどころ満載な#04。
ブラジル丸出しの始まりから一転、一気にスピードアップしていく#06。前半部と後半部を聴き比べるのも面白い。ただ、民謡調メロディはアングラの売りであるわけだけど、「もう少し隠しキャラ的に使おうよ」とも感じた。 #07はバラードだが、アルバムタイトルになっているだけあり、なかなかの出来栄えだ。
アングラらしい疾走ヘヴィメタルナンバー#09も見逃せない。歌メロが素晴らしく、ついついリピートボタンを押してしまう。
あと、ボーナストラックのバラード#11の出来がこれまた良い。
最初から最後まで妥協することなく丁寧に作られており、今後の意気込みのようなものが充分伝わってくるアルバムだ。「名盤」認定。自分の中では「Angels cry」超えました。 |